恐羅漢まいたけの魅力
広島県と島根県の境にある西中国山地は恐羅漢山を筆頭に標高1,000m超えの山々が連なる自然豊かな場所です。
この自然環境を最大限に生かして栽培されたまいたけが「恐羅漢まいたけ」です。
最大の特徴はできるだけ自然にまかせる事。
恐羅漢まいたけは標高約1,000mの山の中に自然に自生している広葉樹の根元で成育します。
もちろん原木(ほだ木)を用いますが、天然のまいたけが発生する環境そのままに自然の力にまかせて成長を見守ります。
森の中で野生に生きる動植物や昆虫たちと一緒に、命のサイクルの輪に入って成長するまいたけです。
このようにして育ったまいたけはカサの部分はもちろん、白い茎の部分も美味です。
香りはどこか懐かしく柔らかく広がるのが特徴です。
『限りなく天然に近い』を 求めて
天然のまいたけの特徴
天然のまいたけ(自然の山に自生したまいたけ)は希少で昨今は幻のきのこ!などともいわれています。
自然な風味としっかりとした歯ごたえがあり、サクサクとしたワイルドな印象を受けます。
また特に白い茎の部分が太いものが多く、なおさら食感が強まります。この部分を楽しむには天然ものが一番です。
ただ天然ものは残念ながら市場に十分に出回るほどの収穫量はなく、なかなか出会う機会は少ないです。
この為まいたけのほとんどは栽培ものによって流通しています。
一般的なまいたけの栽培は主に2種類(菌床と原木)
菌床栽培は菌床と呼ばれるおがくずなどを固めた四角いブロックを用います。
工場やビニールハウスの室内で棚やラックを設置し、そこへ菌床をきれいに並べ、温度、湿度、光量、水量、栄養などの管理しながら生産します。
この栽培方法は一年を通して栽培が可能で大規模化をすることにより通年の大量生産が可能になります。
この事からいつでもお手頃の価格で入手できるのが特徴です。
また室内栽培なので完全無菌状態を保つことができ、衛生面での管理が行き届くのも利点です。
昨今では菌床による生産者さんの技術とノウハウ、そしてお客様のニーズに合わせた品種改良を重ねる事により、香りの強さや味が進化、向上しています。
原木栽培は伐採し玉切った丸太にたね菌を植え付けた原木を用います。
畑や庭先にポールややぐらを立てて天井や周囲を寒冷紗などで囲い、自然の森の環境に近づけるようにします。
そこへ原木を埋設して自然発生させる栽培する方法です。
原木栽培されたまいたけの特徴は天然に近い見た目と香り、味が再現できることです。
一方で天然同様にシーズンのごくわずかしか収穫できず、ある程度天候などにも左右されるため不安定な側面があります。
価格も菌床ものよりは高くなり普段の食卓で気軽に食べる食材ではないかもしれません。
原木栽培者はより天然のまいたけに近づけるように原木の作り方を工夫したり、畑の温度や日差し、風量を調節、管理するなどして香りのよい、天然に近いまいたけを生産されています。
恐羅漢まいたけの独自栽培法
恐羅漢まいたけはある意味自然の森林をそのまままるごと畑と見立てて栽培しています。
原木を用いて自然林の木々一本一本の根元で、発生から成菌になるまでじっくりと成長させます。
自然の森林なので屋根などはなく、雨ざらし、吹きっさらしになります。気温の調整も不可能です。
まいたけはきのこの仲間なので雨くらいはいいのでは?と思われるかもしれません。
しかし雨は必要な時に必要なだけあればで良く、それ以外は無用です。
特に収穫間際の雨はまいたけにとっては厳しい雨になります。
このような環境の中で育ち、生き残ったまいたけだからこそ、『限りなく天然に近い』まいたけと言えます。
恐羅漢まいたけは風味や色も自然なのが特徴で、天然と同様に白い茎の部分も太くなり、野性味のある強めの歯ごたえが特徴です。
一般的な栽培方法で生産されたまいたけと比較して、風味、香り、味、歯ごたえ、色などすべてで大きな違いがあります。
この『限りなく天然に近い』恐羅漢まいたけを家族と友人と大切な人と一緒に味わっていただきたいと思います。
まさに旬の味覚をお届け!!
恐羅漢まいたけのシーズンはほんの一瞬です
恐羅漢まいたけは自然にまかせるスタイルの農法なので収穫時期は限られています。
昨年(2023年度)の例では、9/22頃一部のまいたけの発生が確認できました。
それからは山のあちこちでまいたけの発生があり、10月の下旬頃に終了しました。
このようにかなり短期間で一斉に発生し、いっきにシーズンが終わることからもかなり貴重なまいたけです。
本当の旬の味、希少な秋の味覚をご賞味ください。
恐羅漢まいたけについて
恐羅漢まいたけの色は黒系がメインですが茶色系もあります。白はないです。
形はカサの部分がちょうど良い開き具合のもの、または完熟に近く大きく開いたものがあります。
1株の大きさは200gくらいから1,000gくらいまでありますが、梱包の際は容量に合わせて株を詰め合わせします。
※恐羅漢まいたけは調理の前に下処理が必要です。
してご覧ください。
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